夜の情景とその記憶

音楽、映画、本、美術の備忘録。少しの運動

久保田城下・忍者屋敷(秋田市)を観に行く

2019年3月1日(金)の朝日新聞、東北細見という特集で秋田にも忍者がいたという記事がでた。内容は、

①東北にも忍者がいた。仙台藩の黒脛巾組(くろはばきぐみ)や弘前藩の早道之者(はやみちのもの)が有名

秋田藩の忍びは羽黒流とされる。

秋田市保戸野にある金砂神社付近には忍者屋敷が2軒あったが、残っていない。

④内1軒の忍者屋敷の庭には久保田城本丸から通じる抜け穴があり、現在も残っている。

これだけでも興味が湧く。記事には簡単な略図もある。ランニングコースのひとつだ。早速観に行こう、ということで朝のランニングとともに、忍者屋敷跡を探しに行った。

そしてそれはあった。

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忍者屋敷跡1

わかりずらいかもしれないが、写真左側が旭川、そして旭川の向こうが久保田城。竪穴が川岸に現れている。

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忍者屋敷跡2

横穴は川のほうに向かってる。忍者屋敷跡に違いない。朝日の記事はなぜ保戸野に忍者屋敷が、という疑問について考察している。

⑤金砂神社付近の旧地名は「お厩町(おうまやまち)」であり、そこで馬に乗れば城外にすばやく移動ができる。

⑥陸路だけでなく、旭川を上れば、太平山、下れば雄物川経由日本海に出られる。

⑦保戸野は交通の要所であった。だから忍者も居た。

と結ばれている。

面白い。非常に面白い。

実際に現地にいったが、そこは住宅地の中で異様な様相であった。民家もすぐ隣にあり、写真をとるのも躊躇してしまった。

忍者の面影は確かにあった。

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朝日新聞2019年3月1日